五月になれば、彼女は

五月になれば、彼女は

(作/保邑リュウジ 演出/獅童裕樹)
2022年5月5・12・19・26・31日放送(5回目は特別編)

CAST

後藤瑠美
逢坂美華
一色恵吏奈(ナレーター)

あらすじ

満⾥奈はステージ4の乳癌と診断され、大学病院のカウンセリングを受けることになった。カウンセラーの顔を見て、満里奈は絶句する。⼩郷咲⼦と名乗るカウンセラーは、満里奈の友人で、既に病死した前島咲恵にうり二つだったのだ。
咲恵との会話を思い出しながら、満里奈は書きかけの小説があること、それをどうにかして完成させたいが、抗癌剤の副作用等ではかどっていないと、悩みを咲子に話す。咲子は優しく「本当に何歳まで生きられるかは、神様しか知らない」と満里奈に伝えるが、その咲子は、次のカウンセリングの日を待たず、重病で命を落としていた…。

コメント

「イエスタデイ・ワンス モア」が「インパクトがない」と評されたことを受け、それならばと、癌患者を主役に据えた重厚な作品を放送することになった。デリケートな題材なので、台詞の細かいニュアンス等を、収録直前まで出演者と演出家で話し合いながら進めた。瑠美ちゃんは医療従事者でもあるので、示唆に富むご意見をたくさんいただいた。
前2作とはまた違った種類の緊張感を持って作られた作品である。

純・真ラジオドラマ『五月になれば、彼女は』第1回

純・真ラジオドラマ『五月になれば、彼女は』第2回

純・真ラジオドラマ『五月になれば、彼女は』第3回

純・真ラジオドラマ『五月になれば、彼女は』第4回

純・真ラジオドラマ『五月になれば、彼女は』特別編